イラク Iraq 2004 5 5
イラクに、新政府を作っても、不安があると指摘する人がいます。
シーア派イラク人、スンニ派イラク人、クルド人。
この3つの勢力は、もともと、仲が悪いので、
新政府ができても、
やがて、新政府のなかで、「勢力争い」へと発展し、
これが、内戦の原因にもなる可能性があると指摘します。
だから、新政府ができても、
毎日、聞かされる爆弾テロのニュースが、
今度は、内戦のニュースに代わるだけと心配する人もいます。
しかし、そんな心配もなくなるかもしれない。
ファルージャ虐殺に続く、
イラク人捕虜の虐待のニュース。
イラク全土で広がりつつある反米感情。
この反米感情が、イラクという国を、ひとつに、まとめるかもしれない。
仲の悪かった「3つの勢力」が、
反米感情という「共通の目標」のために、結束するかもしれない。
この反米感情が、イラク統一のエネルギーとなるかもしれない。
そうだとすれば、これは、平和へ向けて、前進となります。
内戦の危機から、イラク統一へ向けて、前進することになります。